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ブルブル君転回地獄

どんだけ地獄が続くんだ。

今回はワタクシとブルブル君が陥った、絶体絶命転回地獄のお話をいたします。
聞くも涙、語るも涙のお話。

先日、用事があってとある場所にブルブル君で行くことになったのです。
あらかじめ「広い倉庫みたいな建物、バイクOK」と聞いていたので、きっと広大な土地があって、
バイクなんてどこでもとめな、って場所だろうと勝手に想像していました。

その建物は確かに広大です。敷地も広いです。
そこにこんな恐ろしいワナが待っていようとは、お気楽なワタクシの事、考えてもいませんでした。

大きなゲートを抜けて敷地に入ると目の前に建物があります。
すぐに従業員の人が私を見つけて、駆け寄って来ました。

私「バイクはどこにとめたらいいですか?」(にっこり)

従「あそこのスロープを上がったところに、駐輪場がありますので、そちらにお願いできますか。」(さらり)

えっ?

スロープ?

その建物は倉庫のようになっていて、フロント部分に荷出し場があります。高さ1メートルほど。
その高さに上がるように、短く鋭いスロープがちまっ!とついていました。
90度曲がったところなので、私の位置からその奥の駐輪場は見えません。

そのちまっ!としたスロープはかなり傾斜がきつく、幅も1メートルないかも、というような、
狭いもので、おまけに直角ターンする部分には、大きなスタンド式の灰皿がデンと置いてあります。

いや、無理でしょう。あれは。

メットからのぞく目で、精一杯微笑んで、
「え~~と・・・これ大きいので、あそこは・・ちょっと・・無理・・かなっと思います。てへっ☆」
とアピールしてみたのですが、従業員の人は「とりあえず行ってみてください。大丈夫だと
思うけどな~。」ととりあってくれません。

お代官様堪忍してください。

と目をウルウルさせて、首をプルプルと振って抵抗してみましたが、さ、こっちへ、と手まねき
されました。

うわ~ん!ガソリン満タンにするんじゃなかったよ~~!と思いつつ、涙目でスロープへ。
まわりには人が一杯(物珍しいモンを見る視線が痛い)。

コケたらどうしよう~~!と思いつつ、ジリジリとスロープを上がって何とか灰皿ゾーンをクリア。

するとそこには想像を絶する世界が広がっていたのです。
ブルブル君転回地獄_c0140460_12375760.jpg



いやマジ無理だから!!!


もう後戻りなんて出来ない。
幅がギリギリで狭いので、転回も出来ない。
図には描いてませんが、荷出し場のある建物と、この通路を隔てて、右側にも同じような建物があって、
結局は通路の部分しか動けないのです。(建物も出っ張ってて、ガードがひっかかるくらい狭い)

そこに警備員のおっちゃん登場。
「(グレーの段差の砂利場)一旦下りて回せない?そのバイクやったら行けるやろう?」


だから無理だから!!!(泣)


ええええアンタ何言ってんの?と思うけど、言えないノミハートな私は「無理ですってば~~!」と
泣いて訴えるしかありません。

いやそりゃあ、 あの人 とか あの人 ならいけるかもしれませんが、30センチの段差を下りて
しかもその場所も転回は無理な狭い狭い場所なんですよ。
私には無理!カンペキに無理!

完全に立ち往生。

建物の裏にまわって一周まわって脱出できないのか?と聞いても、行き止まりとのこと。

た・・た・・た・・・

助けてえ~~!


駐輪場なんて、見たらわかるでしょうが!と言いたくなるほど狭い上に自転車ですでに一杯。

従業員の人は「(段差を)一旦あそこに下りて、グルッとまわして持ち上げられない?」と言います。


ガソリン満タン230キロ、持ち上げて見せてくれ。
(←言わないけど)

どうしようもないので、一番奥の段差のない砂利場で一旦おりて、ウンセウンセと押してまわしましたよ。
しかも図では分かりませんが、駐輪場付近、全てに傾斜がついているのですよ。
これって何?何かの罰ゲームなのかしら?どういうことかしら?
吐血するわよ。


プルプルしながら押している私を見て、警備のおっちゃんも途中から手伝ってくれました。

「俺もバイク乗ってるねん。俺のんは240キロくらいあるねんけどな。」


だ・・だったらここは無理ってもっと早く従業員の人に言ってよ~~~!!!(号泣)

汗ダラダラになりながら、なんとか転回させ、再び超狭い通路でエンジンをかけ、今度はあのスロープを
下りなくてはいけません。

スロープには暢気に座ってダベっている若者数名が。


轢くぞ!!
(バイクは見た方向に進む法則)

とはもちろん言えないので、「そこどいてくださ~~~い!!危ないでーーす!!」と叫びながら
下りました。

巨大なバイクに乗った殺気立って目が血走った人間が怖かったのか、若者達はすぐにどいてくれました。
下りの直角スロープ・・怖いよ~!!突っ込みそうだよ~!!

若者達を撥ね飛ばしながら、スロープから落下してえらいことになる自分の姿を想像してしまう。
スロープが急で狭いので、ブルブル君をまわすのがギリギリです。スロープにはヘリはないので
そのままヘタしたら落下。

荷出し場のヘリに足をかけて、ジリジリとブルブル君を下ろして行きました。

は~~・・・・・(←エクトプラズムが口から飛んで行った)


怖かったよう!!!゜(゜`Д`゜)゜


ようやく「無理」と分かってくれたのか、違う場所に止めさせてくれました。(そこも超狭い通路)

教訓:倉庫みたいな場所だからって駐輪場が広いとは限らない。

用事の前にどっぷり疲れました・・・。

ここ、明日(木曜)も行かねばなりません・・・台風来てるよ・・あはははは(乾笑)。



by eo-chan | 2010-08-11 12:35 | DR750S


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