夕方の入校式が終わり、その後1時間、実車の授業を予約していた私。
とにかく早く早く、早く免許が欲しいんだよ~。 入校式の後に手順を教わったので、その通りに台帳を手に、ゼッケンをつけ、 腕章をつけ、膝と肘のプロテクターをつけ、ヘルメットをかぶり、バイクの元へ。 教官がやってきた。 「はい、それではまずはバイクのセンタースタンドを立てますよ~。 こういう感じで、よっこいしょ、とやってみて。」 よいしょ。やっぱり400ccは軽い。 「次は運行前点検です。ここにも書いてあるけど、『豚と燃料』ってゴロで覚えてね。」 ブ=ブレーキ タ=タイヤ ト=灯火 燃料 点検ヨシ。 「では、次はバイクにまたがって、すわる位置を確認しましょう。はい、まず バイクの上に立ってみて。足まっすぐね。バイクを揺らしても大丈夫かな~? はい、そのまま座ってみましょう。その位置が自然な位置です。」 「では、エンジンかけてみましょう。」 ブルルル~~。 「3000回転くらいの音を耳で聞いて覚えてね。見ないで同じ音が出せるかな。 練習してみましょう。」 ブオ~~・・・・ウオン!(ああ、難しい)ブオオ~~~・・・・・・・・ ちょっと動かすとウオン!と吹かしてしまう。 「センタースタンド立ててるから、走り出したりしないから大丈夫だからね。 では、ギアチェンジの練習してみましょう。 はい、クラッチ握っててね~。今ローギアです~。半クラッチしてみましょう。 すこ~しずつクラッチを離して~はい握ってセカンドー!」 カチャン。 「次はサード~」 カチャン。 というように上のギアまで上げたら、一旦ローギアまで落とし、また上げるの 繰り返し。 アクセルを一瞬戻すのを忘れてしまう。 どっちか気にするとどっちかがおろそか。 左右の手が全然バラバラだ。 「では、次はローギアで動き出す練習しましょう。 半クラッチにしてバイクがジワジワ動き出したら、両足ついたまま、ヨチヨチ 歩いてみましょう。」 ブオ~~・・・・・ゆるゆるとバイクが動きだす。ああ~・・怖い・・。 でも足を着いているのでなんとかヨチヨチ。 指示されたラインまで出たら、またヨチヨチと後ろに下がる。 「おっ、力ありますね~。」と褒められた。 はい。馬力だけはあるんです・・・。 何度か繰り返した後、「じゃせっかくなのでコースに出てみましょう。」 ええーーマジっすか。(←何しに来てるんだか) 「さっきの要領で半クラッチでジワジワと動き出してね。」 教官がバイクの後ろを持ってくれる。まるで自転車の練習のようだ。 ジワジワと動き出したら「はい、両足乗せてー。次セカンド行くよー。 はい、セカンドー。」 頭は真っ白なまま、なんとかセカンドに入れる。 右手はすっかりおろそかになってるので、加速なんてゼロだ。 それでもバイクはなんとかヨロヨロと走り出した。 「はい、目の前のコーナー、左に曲がってね。そのまま回っててください。」 教官は次の人に指示するため戻って行った。 ブルルルル・・・・ヨロヨロヨロ・・・・・ブルルルルル・・・ヨロヨロヨロ・・・・。 速度がないので、右に左にハンドルを切ってしまって、蛇行してしまう。 もともと、自転車も苦手なので予想できた状態だ。 蛇行を直そうとすると、また右に左に「おっとっとっと」。 あっという間に1周し、おしまいになった。 蛇行が気になるけど、まあ、何とか乗れたし、後は慣れかしらね。 初めてバイクに乗れた喜びで、上機嫌で家路についたeo-chanだった。 だが翌日、この楽観的予想が木っ端微塵に打ち砕かれる瞬間が訪れるのであった。
by eo-chan
| 2007-10-24 00:19
| 普通自動二輪免許
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