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卒業検定

朝までの雨がうそのように晴れた。

いつもより時間を多めにとってスクールに向かう。
午前11より一時間練習走行の予約をしている。
卒検は午後12時50分より。

他の教習生と一緒に、教官についてコースを走る。
教官は、2段階の見極めをしてくれた、F教官。

途中一度だけ教官の後ろに乗る。
「eo-chan、リラックスしてくださいよ~。アクセル(グンと飛ばして)ブレーキね。」

それしか言われなかった。
あとは、コースを一人でもくもくと走っていた。

スラローム、やればやるほどなんだかギクシャクする。
あれ・・?おかしい?と思った途端、コースアウトし、ガクッと止まってエンスト。
いきなりバイク転倒。

ま・・・・まずい・・・(滝汗)。

「eo-chan、大丈夫ですか~?りきみすぎないでね~。」とF教官。

教官・・・どうやら無理そうです・・・。




検定まで1時間。
いてもたってもいられない。
どうやら私と検定を一緒に受けるのは、若い男性が一人だけ。

「では検定の皆さん、こちらへ」と呼ばれた。

「今日はお二人だけですから、検定員はボクがします。」と言ったのは、B教官。

簡単にルールの説明が入る。
一発検定中止は、危険運転、脱輪、一本橋脱落など。
一本橋は1秒足りないと5点減点。スラロームは逆に1秒多いと5点減点。
エンストは1回は減点なし。ただし2回やるといきなり10点減点になるらしい。

コースはいつものコース。

「今までやってきたことをやるだけですから。落ち着いてやってください。」

そしてまた待たされる。

落ち着け落ち着け・・と思っても、もうダメ。
心臓マヒで死にそうだ。

コースは検定のみに使われるので、他の教習はない。
数人の教官がおのおのの場所に立っているのが分かる。

時間がきたのでコースに出て行った。

この時点でいかに舞い上がっていたか、今になって分かる。

検定はゼッケンの若い方、私からだ。

バイクには検定用に無線がつけられている。
監視塔のようなところから、B教官が無線で指示をしてくる。

「eo-chan、聞こえますか?では慣らしから行ってください。」

冷静に冷静に、と思いつつ、バイクを走らせる。
(ほんの少しだけ、コースを走れる)
再び発着点に戻ってきた。
「eo-chan、では始めてください。」

ええい、もうなるようにしかならない!と思いつつ、発進。

順調に走り出し、交差点通過もOK。左折もOK。
クランクもOK。さっきより上手だぞ!
「出来る絶対出来る!!」と口に出しながらS字に。S字は得意なので問題なく通過。
すぐ停止。右折を出しつつ、左右確認で発進。
すぐ坂道発進。これも得意なのでOK!そしてすぐ左折して踏み切り。

いきなりエンストした!
「あれっ?」と確かに思ったのだけど、自分がアクセルを開けるのが足りないと思ってしまった。
(ついDTのクセで・・)

再び発進。今度は大丈夫。
そのまま交差点を通過し、T字路で停車。
左折を出して発進。

ガクン!!
グラッ!!!
「ああっ!!!まずい!!!!(一発中止だ!)」

思い切り力を入れて踏ん張り、転倒は避けた。

頭が真っ白になる。

なんでこんなにエンストするの??
いつもなんてことない場所なのに??

ここでも私がアクセルを開けてないから、だと思ってしまったのだ。

なんとか発進。
直進で3速。40キロまで。

・・・?なんか加速しないな?とは思ったのだ。その時は。
でも次のことで頭がいっぱいだった。

1速落としてスラローム。
おお、順調!上手!
すぐ一本橋。
停車して、ローギアに入れて、発進!
タイムなんてどうでもいい、と突っ切った。

右折の合図を出して外周に出る。

その時いきなり聞こえてきたのだ。

「eo-chan、eo-chan、残念ですが減点超過で検定中止です。
次はそのまま真っ直ぐ行って、坂道からUターンして発着点に戻ってください。」



え・・・?

検定中止・・・?


頭が真っ白になりながら、発着点に戻る。
バイクを降りたらE教官が
「あのね・・3速発進になってたよ・・。リカバリ頑張ってたけど・・。途中で気がついたら
よかったんだけどね・・。お疲れ様でした。ロビーで待っててください。
細かいことは検定員より話があります。」


さ・・・3速・・・?
うそ・・・。

もしかして、T字路に出た時、ガックン!と止まったのは、3速に入ってたから??

そんな事、今までやった事ないよ・・・。


ガックリしながらロビーで見ていると、もう一人の男性は順調に走っていた。
ああ・・上手・・・絶対合格するよ。

彼が終わり、ロビーに戻ってきた。
「すごく上手に走ってましたよ。一本橋も長い時間いたし、全部上手だった。絶対
合格してますよ。私は3速発進とかしちゃって検定中止です。」

「そうなんですか?
まぶしくてギアのランプ見えませんよね。」

いや・・オニーちゃん・・私は見てもいなかったよ・・・・。

「eo-chan」と戻ってきたF教官が手招きした。

「教官、私どこからギア間違ってたんですか?」

「S字出たところの停車から。ずっと2速になってたんだよ。
坂道も、踏み切りも。その後3速になってたから、エンストしたでしょ?
なんか力がないな~~って思わなかった?ランプ見てたら分かってたと思うんだけど。
ローギアに入ってると思っても入ってなかったりするかもしれないから、普段から
確認はしとかないと・・・。残念だけどエンスト4回で検定中止です。
一本橋はピューンと行っちゃったけど、他は良かったよ。確認もよくしてました。
だからあれが無かったら一本橋の減点を入れても合格してたと思うんだよね・・・。」

・・・・・・・・・・(呆然)・・・・・・・・・・・・。

帰りは事故しないように帰るので精一杯でした。
疲労困憊しました。
気が抜けました。

ということで、今までやったことのないミスで落ちました・・・。
こんなことで足をすくわれるとは・・・。
それほど舞い上がってたって事だったんでしょうか・・・。

次は再び一週間後の水曜日。
補習と検定で7000円が飛んで行きます・・・。


次こそ受かりたい!!!!
by eo-chan | 2008-01-16 22:01 | 普通自動二輪免許


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