インターネットで申し込みをしておき、翌日電話をかけました。
受付の女性は 「まず一度こちらに来ていただけますか?簡単な適正検査を受けていただきたいのです。 バイクの引き起こしなどですので、お時間はかかりません。」 と言いました。 さっそく車でスクールに向かいました。 駐輪場にはたくさんのバイクが止まっています。 受付で待っているとA教官(激突事件の時の教官)がやってきました。 「こちらへどうぞ」と言われ、駐輪場へ。 「ええと、eo-chanは大型が希望なんですね?」 「はい!1400GTRに乗りたいんです!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・(口あんぐり)」 (今「イタいヤツが来たぞ」って思いましたネ・・・) 「まあまあ、じゃあ、750の引き起こしをしてもらいましょか。」 そう言ってA教官はゼファー750を出してきて、ゆっくりと横たえました。 「はい、起こしてみましょう。ハンドル持って、シートに体をくっつけて、持ち上げるんじゃ なくて押すんですよ、はい!!」 うおーーーーっ!!!(重たい!) 「正面じゃなくて少し後ろ側、斜めに押してみて」 ぬおおおおーーーーーーーーーっ!!! ジワジワとバイクが持ち上がります。 「あっ、起きた!」 そのまま「おおっ」と右側に倒れそうになりました。 「出来たね~。やるじゃない。じゃ次はそれを押して歩いてみて。」 ハンドルを持ってノロノロと押して歩きます。 重たいもんだなぁ・・・。 「じゃ次。センタースタンドを立てましょう。ここ持って、こっち持って、体重かけて乗る!」 ぬおーーーっ!!!! バイクはゆさっ・・・と動くけど、スタンドがかけられない。 うおーーーーーーーーーっ!!!「ゆさっ・・・」 きいーーーーーーーーーーーっ!!!「ゆさっ・・・・」 今思うと、A教官はわざと「持つべき場所」を教えず「右手は上に引くように持つ」も 教えなかったと思います。 当然、足の力だけではセンタースタンドは立たない。 いくら私が重たいからと言っても、手の動作がないとゆさっ・・と動くだけで元に 戻ってしまうのです。 引き起こしも取り回しも出来た「危険な」私は、このままだと大型を申し込んでしまう。 なんとか諦めさせようという作戦だったと思います。 それに気がついたのは、普通二輪のクラスで初めてセンタースタンドがけを教わった 時のことでした(笑)。 足でセンタースタンドのバーを踏むと同時に、バイクの後ろ側にかけた手を上に 引く動作を入れると簡単にセンタースタンドがかかったのです。 「やられた・・・」と内心思いました。(でもA教官には感謝) 「オッケーオッケー。 でもね、eo-chan、バイクの経験ないんでしょう?自転車も乗らないって? だったら普通二輪のクラスから始めない? 最初から大型のクラスに入ったら31時間の教習。 普通二輪は17時間。 でもね、普通二輪が取れたら、大型のクラスでは差し引き12時間でいいんだよ。 2時間もお得。 それに、明石の免許更新センターにはクラスを2回に分けても1度行けばいいんだ。 (普通二輪取得の後、大型取得の場合には、地元警察で限定解除の印鑑を押してもらうだけ) 普通二輪から来たほうが、絶対うまくなる。保証する。 その上、かかる費用も実はお得なんだよ~~(笑)。 (2回に分けたほうが、2万円ほど安い)」 そうかー。 じゃそれでもいいか。 これまた単純な私は「じゃ、そうします!(ニッコリ)」と普通二輪のコースを申し込んだのでした。 免許が取れて自分のバイクが乗れるようになった現在、この教官のススメは非常に正しかったと 思います。 いきなり大型から行くと、激突事件どころじゃなかったと思うし、もっともっと大変な苦労を したと思います。何より費用がどえらい事になっていたでしょう。 もし、案外スムーズに取れたとして、無理を承知でGTRを買っていたとしたら、 今ごろヘタすると命がないかもしれません。 (現在のZZR400でも充分考えられる) DTで練習ができ、ZZR400をなんとか乗れるようになった今、激突事件の後のA教官の一言 「な?無謀って分かった?」 がよく分かります。 まあ、バカ満開の勢いがあったからこそ、スクールの申し込みまで行ったのですけど。
by eo-chan
| 2008-03-16 10:43
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