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バイクに乗ろう! 6

インターネットで申し込みをしておき、翌日電話をかけました。

受付の女性は
「まず一度こちらに来ていただけますか?簡単な適正検査を受けていただきたいのです。
バイクの引き起こしなどですので、お時間はかかりません。」
と言いました。

さっそく車でスクールに向かいました。

駐輪場にはたくさんのバイクが止まっています。

受付で待っているとA教官(激突事件の時の教官)がやってきました。

「こちらへどうぞ」と言われ、駐輪場へ。

「ええと、eo-chanは大型が希望なんですね?」

「はい!1400GTRに乗りたいんです!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・(口あんぐり)」

(今「イタいヤツが来たぞ」って思いましたネ・・・)

「まあまあ、じゃあ、750の引き起こしをしてもらいましょか。」
そう言ってA教官はゼファー750を出してきて、ゆっくりと横たえました。

「はい、起こしてみましょう。ハンドル持って、シートに体をくっつけて、持ち上げるんじゃ
なくて押すんですよ、はい!!」

うおーーーーっ!!!(重たい!)

「正面じゃなくて少し後ろ側、斜めに押してみて」

ぬおおおおーーーーーーーーーっ!!!

ジワジワとバイクが持ち上がります。
「あっ、起きた!」
そのまま「おおっ」と右側に倒れそうになりました。

「出来たね~。やるじゃない。じゃ次はそれを押して歩いてみて。」

ハンドルを持ってノロノロと押して歩きます。
重たいもんだなぁ・・・。

「じゃ次。センタースタンドを立てましょう。ここ持って、こっち持って、体重かけて乗る!」

ぬおーーーっ!!!!

バイクはゆさっ・・・と動くけど、スタンドがかけられない。

うおーーーーーーーーーっ!!!「ゆさっ・・・」
きいーーーーーーーーーーーっ!!!「ゆさっ・・・・」

今思うと、A教官はわざと「持つべき場所」を教えず「右手は上に引くように持つ」も
教えなかったと思います。
当然、足の力だけではセンタースタンドは立たない。
いくら私が重たいからと言っても、手の動作がないとゆさっ・・と動くだけで元に
戻ってしまうのです。

引き起こしも取り回しも出来た「危険な」私は、このままだと大型を申し込んでしまう。
なんとか諦めさせようという作戦だったと思います。

それに気がついたのは、普通二輪のクラスで初めてセンタースタンドがけを教わった
時のことでした(笑)。
足でセンタースタンドのバーを踏むと同時に、バイクの後ろ側にかけた手を上に
引く動作を入れると簡単にセンタースタンドがかかったのです。
「やられた・・・」と内心思いました。(でもA教官には感謝)


「オッケーオッケー。
でもね、eo-chan、バイクの経験ないんでしょう?自転車も乗らないって?
だったら普通二輪のクラスから始めない?
最初から大型のクラスに入ったら31時間の教習。
普通二輪は17時間。
でもね、普通二輪が取れたら、大型のクラスでは差し引き12時間でいいんだよ。
2時間もお得。
それに、明石の免許更新センターにはクラスを2回に分けても1度行けばいいんだ。
(普通二輪取得の後、大型取得の場合には、地元警察で限定解除の印鑑を押してもらうだけ)
普通二輪から来たほうが、絶対うまくなる。保証する。
その上、かかる費用も実はお得なんだよ~~(笑)。
(2回に分けたほうが、2万円ほど安い)」

そうかー。
じゃそれでもいいか。

これまた単純な私は「じゃ、そうします!(ニッコリ)」と普通二輪のコースを申し込んだのでした。


免許が取れて自分のバイクが乗れるようになった現在、この教官のススメは非常に正しかったと
思います。
いきなり大型から行くと、激突事件どころじゃなかったと思うし、もっともっと大変な苦労を
したと思います。何より費用がどえらい事になっていたでしょう。

もし、案外スムーズに取れたとして、無理を承知でGTRを買っていたとしたら、
今ごろヘタすると命がないかもしれません。
(現在のZZR400でも充分考えられる)

DTで練習ができ、ZZR400をなんとか乗れるようになった今、激突事件の後のA教官の一言
「な?無謀って分かった?」
がよく分かります。

まあ、バカ満開の勢いがあったからこそ、スクールの申し込みまで行ったのですけど。
by eo-chan | 2008-03-16 10:43 | きっかけ


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