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我が家の守護神

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我が家の守護神たもん君。


ウチにはドーベルマンが2頭います。
11日で10歳になる宇宙一可愛い(この辺スルーしてください)トトちゃん(メス)と、
このいかつい顔のたもん君。1月1日生まれのめでたい男で、5歳になりました。

トトちゃんはよいのですが、彼はヨソ様には非常に厳しい男ですので、あまり外に
連れ出すことはしてません。

お天気の日には外に出てるので、防犯はバッチリ。
ただし、吠えると誰も止められないので私がいる時でないと出せません(汗)。

バイクに乗る日には、彼らは室内に入れてお留守番です。(もちろん普段は家の中です)

車に乗せてても彼が乗ってると車上荒しには絶対あいません。
ダッシュボードにお財布置いていても大丈夫です。

私が車を降りると前にやってきて警備を開始します。
地獄の番犬ケルベロスも真っ青になるほどの番犬っぷりです。
近寄る者はそりゃもうえらい剣幕で吠え立てます。手を入れると間違いなくガ・・(以下自粛)。
私が戻るとススス~と後ろに行ってくれます。

かちこいのです(おい)。

トトちゃんだけの時は、そういう厳しい犬はヤだなと思ってたのですが、それはそれなりに
悪いことばかりじゃないと思えるようになりました。このアタリ私も成長したって事でしょうか(遠い目)。

今年に入ってから、こうやってカメラ(コンデジじゃない方)で全く撮ってないなあと思いつつ。
(画像は去年のものです)

年末から彼の体の具合が悪いので、カメラを向けてません。
カメラを向けるとどうしても張り切ってはしゃいでしまうので。後からガックリ来るのは可哀想ですから。

早く暖かくなってくれないかな。早くよくなってくれないかな。
ガウガウでも暴れん坊でも何でもいいからさ・・・。



2頭の犬と暮らすようになって、訓練所にも通ったりしつつ、いろいろ学んだ中で
「犬は飼い主を写す鏡」というのがあります。

それほど飼い主と犬とは似るということですが、うちは犬に詳しい人からよく
「ドーベルマンの中でも対極の犬を飼ったね。」
と言われます。

ドーベルマンはもともと、ドイツの作業犬(警備犬、軍用犬)として作られた犬で、いろんな犬を
かけ合わせ作ったドーベルマンという人から犬種の名前がつけられました。
ですが、国家予算をつぎこみ、完成させたのはナチスドイツです。
第二次世界大戦の時に出来上がった犬。歴史の浅い犬種です。

その後、ドイツが敗戦し、ドイツにいた優秀なドーベルマンはアメリカに持って行かれました。
アメリカで独自に発展し、コンパニオンドッグ、スポーツドッグとして新しい歴史を刻みました。

なので、アメリカ系と呼ばれる犬と、ドイツ系(ヨーロッパ系)と呼ばれる犬は、同じドーベルマン
でも今現在も、タイプが違います。

トトは典型的なアメリカ系。その中でも家庭犬として最も向いている性格だと思います。
フレンドリーではないのですが、誰にでも合わせることができて、穏やか。
運動させればいくらでも付き合ってくれますが、しなかったからと言って不平を言うわけでもなく。
作業は好きだけど、とことんやりたいとは思っていない。人とも適度な距離で付き合ってくれる
ので、こちらは非常に楽です。私がイヤだと思うようなことは一切しません。

逆にたもんはヨーロッパの血が濃い犬です。
作業犬としての意欲があり、活動的でパワフル。警戒心が強く、カッと来たらまさにガソリンに火が着くよう。
怒ると非常に怖い犬です。
作業をさせると本気で死ぬまでするような犬です。真面目な犬。
家庭犬としては全く向いておらず、それを求めてない私にはしんどい面も多いのです。

昔はともかく、ヨーロッパでも現在はこういうキツイ犬は求められていません。
現代のニーズには全く合ってないからです。
ヨーロッパのドーベルマンも穏やかなよい家庭犬が大半なのです。

最近はようやく彼とも普通に暮らせるようになりましたし、「カーちゃん怖い」と多少でも
思ってくれる部分もあるので随分楽です。
愛情は私にしか求めません。ワンマンドッグの典型的な犬だと思います。

ドーベルマンの中でも最もラブラドールに近いトトと、最もキツイ方に偏るたもん。

でも、それはどちらも私自身の中にあるのだと感じます。
もちろん全く彼らと同じではないですが、そういう面が自分の中で見えるのがバイクです。
特にたもん的な面が出てくる事が多いのはあまりよくないことなのでしょう。

みんなと走る時にはもちろん出しませんが、一人の時には車を運転するより顕著に
それを感じます。

でも彼らを残しては死ねないのです。大げさだけどでも事実です。
もらい事故はどうしようもないのでしょうが、おまじないでもいい、出かける時には
「絶対事故は起さない」と念じて出るようにしています。

車よりずっと自制心が必要なもの、それが私にとってはバイクです。
by eo-chan | 2009-02-06 23:48 | その他


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