続けて教習。次の教習まで10分しかない。
急いでバイクの元へ行き、点検を済ませ、教官が待つコース中央まで押して走った。 ゼェゼェ言いながら挨拶をする。 今度の教官は物腰超丁寧なC教官。 「あわてなくてよいですよ~~。はい深呼吸しましょう。大丈夫大丈夫~。」 あ、この人。 4時間目の始まる前、暗い気持ちでコースを見ていた。 その時は、土砂降りだったのだ。 雨の中、この教官はバイクの上に立ち上がり、「はい、こっちですよ~」とニコニコ 笑いながら後ろの生徒を振り返り、後輪ブレーキを強くかけ、タイヤを横すべりさせてた人だ。 向こうが見えないくらいの雨の中、ザザーーッザザーーッとバイクを横に滑らせる姿は 楽しそうだった。 (後ろの生徒は必死で滑らせようとしていたが、安全にブレーキをかけてしまっていた) 「あのあの・・・まだ全然うまく乗れないんですけど・・・。」 「ああ、大丈夫ですよ。では、私の後ろについてきて、かる~く流してみましょう。」 ニッコリ笑って、C教官はバイクを発進。 さっきと同じように「こっちですよ」と振り返りながら進んで行った。 何周か必死について走るうちに、スピードには慣れてきた。 「ではですね。次はブレーキの練習をしてみましょう。前輪ブレーキを強く握るとロック しちゃいますからね。軽く軽く。後輪ブレーキと一緒にゆっくりかけてみましょう。」 はい、ついてきてね~~とまた発進。 直線では一気に加速する。 「セカンドだけど(トホホ)、ああ気持ちいいーー!!」 やっと車と同じ感覚になってきた。 カーブに差し掛かるとブレーキをかけながら周っていく。 さっきの時間とは逆に回ったので、カーブの立ち上がりに前回バイクを壊すまで 突っ込んだ壁が目に飛び込んでくる。 一瞬ドキッ!とする。 でも見ちゃダメだ。(見るとまた突っ込むぞ!) 「視線は遠くに遠くにですよ~。近くを見てもいいもん落ちてませんよ~。」 「ボクを見ても何もいい事ありませんよ~。遠くを遠くを見て~。」 わ・・笑けるから・・やめて。 何周か周って止まった。 「eo-chan、カーブの姿勢が非常に良いですよ~。」 ええっ!ほんと?わーーい!!! 褒めて褒めて!褒めてください~~。褒められて伸びる子なんですー。 加速して、減速、再びアクセルを開けながらカーブを立ち上がる。 気持ちいいなあ。これこれ。これだよ~~。 だんだんバイクが軽くなってくる。 あんなに大きく感じた車体が小さく感じる。 アクセルが滑らかに回せないと言ったら、C教官はハンドルの持ち方を 教えてくれた。 「教習じゃ真っ直ぐ持つように言ってますけど、私はこっちのが持ちやすいと 思うんですよ。」 ドアノブを持つように、斜めに持つほうが、アクセルを急激に回しにくいし、 ブレーキにもサッと手をかけられるでしょう? ヒジは少し張ってしまうけど、いいんです。 アクセルも滑らかに回せると思いますよ、と教えてくれた。 なるほど。 そして再び外周をグルグル。 障害物(立ててあるパイロン)を避けるのもだんだん上手になってきた。 はい、こっちですよ~~。とニコヤカに、次はパイロンを立てたスラロームに 案内される。 パイロンを見てしまって、何度か「あわわわわ」とそれてしまったけど、なんとか 2つのパイロンを立てた周りをグルグル回れるようになった。 「バイクはね~もっと倒しても大丈夫ですよ~。はい、そうそう。上手上手~。」 わーん、嬉しいですう。もっと褒めて下さい~。 でも私の悪いクセ、隣のパイロンを見るとそっちに寄って行ってしまって、転倒。 今度は上手に逃げた!!(いばる事ではない) 即座にバイクを立てて再びスラローム。 だんだん二の腕の付け根の力が入らなくなってきた。 50分連続2回はやっぱりキツいなぁ・・・。 「バッチリですよー。次回は、サードにギアチェンジする練習をすると思います。 お疲れ様でした。」 ありがとうございました。 C教官は最後にニッコリ笑って、 「もう怖くありませんか?」と聞いた。 怖くない、と言ったらウソだけど、「はい」と答えた。 バイクを押して車庫に向かうと、最初に見てくれたA教官が。 「乗れたね!!!すごいじゃん!やったね!!」 はいーー!!!乗れましたー!嬉しいですーー!! 小雨模様でビニール合羽を着ていたので、汗でビッショリ。 体はグッタリ。 でも楽しい!気持ちいい!! 「何回か落ちても絶対取ってやる。」と思いつつ、家に帰った。 夜。 足にまたしても青アザが増えていた。 な・・なぜだ・・・。
by eo-chan
| 2007-10-27 23:26
| 普通自動二輪免許
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